友情・努力・勝利

 どうも、4年の山下です、皆様お元気でしょうか。

 先日、ラストレースとして全国国公立大学選手権水泳競技大会に出場してきました。ずっと目標にしてきた大会だったことやラストレースだったこともあり、今までの大会以上に気合の入ったレースでした。

 今回のブログではレースの結果や感想と、ラストレースを終えて感じたこと豪華2本立てでお話しさせていただきます(そこまで豪華じゃないですがご容赦ください)。

 

レースの結果と感想

 私は200m平泳ぎに出場しました。

 タイムは2:42.81(1:16.50-1:26.31)でした。前半の入りが100mのベスト+2秒弱だったので、私としてはかなり勇気をもって突っ込めました。後半も前半+10秒程だったので、後半もギリ耐えたのではないかと思います。あと、最下位じゃなかったのでちょっとだけ安心したりしなかったり……。

 泳いだ感覚としては、よく覚えていないのですが覚えている部分で話すと、最初の水中動作がうまくハマらず、ちょっと焦りましたがそのあと少ししてリカバリーできたと思います。あと、100m-150mの間を耐えられたのが印象的です。皆さんも同じだと思いますが(違ってたらごめんなさい)200mのレースは100m-150mの間が一番しんどいと思います。そこを耐えることができたのは気持ちの面によるところが大きかったと思います。とどのつまり根性で耐えることができましたということです。

 全体的にはいい感じにまとまったレースでした。今の全力を出し切ることができたと思います。

 

ラストレースを終えて

 さて、それではラストレースを終えて感じたことをお話しします。どちらかというと今回のブログのメインはこっちです。ここから先は私の持論ですのであしからず。

 私が感じたのはスポーツのすばらしさです。たぶんこれを読んでいる皆さんは訳わからんと思います。私自身感じたのも非常に漠然としたものだったので説明が難しいですが頑張って説明してみます。

 まず、私が感じたのは熱量とでも言うような何かです。私自身引退してみて思うのは選手だったころの自分は何か言い表せない大きな熱量をもっていたような気がします。そしてそれをぶつける目標がありました。おそらく目標があるからこそ、より大きな熱量をもつことにつながっていたのだと思います。そして目標をもつという点においてスポーツに勝るものはないと思います。スポーツ(特に水泳)は自分の行動が直接目標に繋がりやすいです。この行動とは、先ほどお話しした熱量が努力という形でアウトプットされたものだと考えています。その行動の結果、目標が達成された瞬間の喜びは並大抵のものではありません。それはこのブログを読んでいる皆さんならご存じだと思います。ここまでの流れを整理すると「自分の中の熱量を努力に変換し、その果てに目標を達成する」。なんと力強く美しい流れでしょう。言葉にするだけで勇気が湧いてきそうです。

 極めつけは同じ目標を持ち、鼓舞し合う仲間ができることです。苦楽を共にする仲間との関係は普通の友人関係とは違う独特な関係になると思います。目標について語り合い、助け合い、目標が達成された時には、さも自分のことのように喜んでくれる仲間は生涯でもそうできるものではありません。私が目標にしてきた全国公の標準記録を切った時の仲間の様子は今でも覚えています。こいつらといてよかったと心の底から思いました。

 つまり、私が感じたものの正体は「友情・努力・勝利」であったのだと思います。少年漫画じゃねーかとツッコまれそうですがそれでいいです。そのカッコよさに憧れ、胸を躍らせながら読み進めた物語の主人公のように誰もがなることができる、これがスポーツのすばらしさだと思います。

 

最後に

 ちょいちょいふざけたような表現がありますが全体的には真面目に私の伝えたいことをお話ししたつもりです。もし何か心に響くものがありましたら嬉しいです。

 さて、私はこれで引退です。最後になりましたが、お世話になった皆さんへの簡単なメッセージで締めさせていただきます。

 

 

 

「今までお世話になりました。他の人よりは少し短かった水泳人生で皆さんと出会えて本当にうれしかったです。本当にありがとうございました。」

 

 

(元)選手 4年 山下一也