最終章 ~井の中の蛙大海で散る~

お疲れ様です。浜キャン4年、中原です。

僕にも引退ブログの出番が回ってきたようで、思っていることをつらつらと書きたいと思います。

 

・ラストレース

先日開催されました、日本学生選手権にて大学水泳を真剣に取り組む過程の一区切りとして、事実上引退という形になりました。簡単に引退、と書けばいいものをややこしく書いているのには理由がありまして、それは後述するので是非そちらをご覧ください。

さて、ラストレースということで軽くインカレを振り返りますと2週間前に開催された全国公から100,200共に+1,+4という大惨敗でした。これは全国公でピークを持ってくることに全力を注ぎ過ぎた結果だし、アクアティクスセンターで泳げただけで満足なので後悔はないです、、、、、よね??

 

まあこれについては個人ブログで振り返ります。今回は引退ブログということで、全国の引退ブログルール(?)に乗っ取りつつ、水泳人生を振り返りながら総括といきたいと思います。

 

・振り返り(内容が個人ブログ初回と被っている部分も多いです、詳しくはそちらをご覧ください。)

 僕の水泳人生はお世辞にも順風満帆とは言えなかったです。大学まで水泳を続ける多くの選手が幼いころにJO、全中など全国クラスの大会を経験する中、その経験がないまま水泳を辞めてしまいました。再開した高校水泳では「頭を使って水泳をする」ということの基礎を叩きこんでもらいながら何とか地方大会まで行ったものの、惨敗。

 

 そして迎えた大学水泳一年目は、コロナの影響をもろに受けながら部活動として決して満足のいく活動ができませんでした。大学生活の基礎を沢山教えてくれた4年生先輩の引退の頃にも僕自身の成長が何もなく、同期や先輩とただ遊んで楽しみながら一年は終わりました。

 

 迎えた二年夏はコロナ禍の影響を受けながら、念願の全国公が開催されました。不甲斐ないと言っていいのか分からないですが、自分の専門種目にエントリーすらできず、何も面白くない夏でした。水泳は面白くなかったですが、水泳部は面白くて、バカな事をやって騒いだり、しんどい練習を終えた時の一体感とか、水泳が嫌いにならずにここまで来れたのは水泳部のみんなのおかげで、今でもほんと感謝してます。

 

 さて、そんな記録が出ない僕を後押ししたのは、高校時代の先輩が仰っていた名言の

 

その一瞬には、一生を賭ける価値がある

 

という言葉でした。夢を叶えるというその一瞬のために、一生、つまり人生を賭けてみようという意味で僕は捉えています。当時の僕は、さぼりたいときにはさぼり、トレーニングも自分の気が向いたときのみ、など水泳に真剣に向き合えてはいませんでした。まだやれることがあるのに妥協して記録が出ないのは当たり前だし、記録が出なくて悔しい日々を送るぐらいなら、大学生活の1年や2年捧げてでも挑戦してみよう。そう考えることで、僕の大学生活は大きく変化しました。

 

 もちろん考え方を変えただけでそれから約二年間独りで頑張り続けられたのか、というとそうではなく、一人練習を始めた僕と一緒に練習してくれた背泳ぎ専門の同期や、気づいたらジムで顔を合わせるようになった同期、そんな俺たちを見ていつしか自主練にめちゃくちゃきてる後輩達など、周りのみんなの頑張りもまた僕の背中を押す理由になって、ここまで走り続けられたと思います。改めて、ありがとう。

 

 結果として、この頑張りはインカレ出場や全国公決勝進出など僕個人の目標にとっても大変意義のある結果になったし、チームとしても水泳に熱を持って取り組んでくれる部員が一人でも増える手伝いもできたと思うので、今振り返っても頑張ってよかったなと。犠牲にしたものも色々あるけど、結果として後悔は全くないです。なんにせよ自分にとっての人生軸を明確にして、その軸に忠実な努力を続けたことが今の自分を作ったと思います。

 

・後輩にむけて

 まずここまで、この暴れん坊将軍と一緒に頑張ってくれてありがとう。みんなと過ごしたこの4年間は、この先長い人生でも美化され続けて忘れることはないでしょう。笑

今の浜キャンは、俺が入部して以降一番いい雰囲気になれてると思う。言うなれば、今チームええ感じやね。笑 だからこそ、この雰囲気でみんなのやる気があるうちにどんどんレベルアップしてほしい。やっぱりやる気があるときにした練習って力になるし、そのやる気がまた他の人も刺激して連鎖的に広がっていくから、そんな今の雰囲気をできるだけ大事にしながら取り組むと、冬シーズンもしっかり強くなれると思う。

 

そして、水泳を、部活動を楽しんで、盛り上げてほしい。楽しく無いと何事も続けられへんし、伸びしろも短くなると思う。よく話するメンバーだけじゃなくて、先輩後輩関係なく、いっぱい話して、時には悩みがあるなら相談もしてみてほしい。やっぱりコミュニケーションが人間関係のベースにあると思うし、いい部活は良いコミュニケーションから始まると思う。盛り上げ役の多くを担ってたであろう4年生が引退するけど、次は、、、君だ!!!(?)

 

あとは選手諸君、マネージャーを大事にすること。部活動はマネージャーが居ないとほんとに成り立たんし、その存在の大きさは自主練をしたことがある君たちなら理解できるでしょう。マネさんの善意の上に部活動は成り立っていると言っても過言ではないぐらい感謝しつつ、俺たちが出来るマネさんへの恩返しは普段から伝える「ありがとう」とかの声掛けと返事、そして大会でいい記録をだすことやね。是非そのことを念頭に、部活動に取り組んでください。

 

そして最後に、本気で追いたい夢があるなら、がむしゃらに追いかけてください。大学生活は4年間しかなく、ほんとあっという間に過ぎていきます。ダラダラしたり、遊んだり、誘惑は山ほどあるし、大学生にはそれを自分で選択する権利がある。つまり、夢を叶えるのも叶えないのも選ぶ権利がある。多くの人はその夢を叶えるために相応の努力と時間が必要なはずで、その必要日数を逆算してみると案外時間が無い事に気づくと思う。もしそれが水泳の目標なら、何が必要かはもう分かるよね。がむしゃらに追い続ければ、その努力は絶対に何か形になるし、いつか必ず、君の力になるはずです。俺はそれを大学生活で実感したし、浜キャンのみんななら何となく伝わるんじゃないかな。

 

どんなことでも人生で迷ったら、相談してください。世話焼くのが大好き人間やから、いつでも手助けします。

 

それぞれみんなの引退が、よりいいものになることを心から、心から願ってます。じゃあね。

 

同期へ

 今までありがとう。バカな事したり、喧嘩したり、バカな事したり、バカな事したり、思い返したらあんまりまともな思い出ないけど楽しく水泳部に居れたのはみんなのおかげやと思ってる。ほんとにありがとう。引退しても暇やったら遊んでね。

 

その他関係各所の皆様

 大会で会うたびに声かけてくれてありがとうございました。そんなに飛びぬけて速い選手じゃない俺とも仲良くしてくれて、あったかい皆さんに救われてたとともに、いい刺激ももらえてました。

 アドバイスくれたりした人や、サポートしてくれた両親にもほんとに感謝、感謝です。本当にお世話になりました、ありがとうございました。

 

 

終わりに

 これにて引退ブログ終了です。事実上引退がどうちゃらって件は、まだ水泳部内で最後にやり残した僕にしかできない宿題があるので、部活は10月以降も当分の間だけ顔だします。でも、それを片づけたらほんとに引退します。これはほんとです。ズルズル続けてすみません笑

 

 

 僕の大学生活の頑張りが、誰かの一瞬の力に少しでもなれば幸いです。

 

 

では、最後に

 

 

その一瞬には、一生を賭ける価値がある。

 

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個人ブログはもう少し続きます。またご覧ください。

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