残したいものpart.2

おはようございます。匿名希望Hです。

ついに世界水泳福岡が始まりましたね‼️1日目からとんでもないレースが行われていました〜テスト期間の人も多いと思いますが、息抜き程度に見て、応援してみてください😊トップスイマーの泳ぎはとても参考になります!

 

さて残したいもの、前回はインカレスイマーとの差、練習中に考えることの深みについて書きました。part.2ではテーパーについての考えです。

 

◾︎テーパー

重要な大会の前に身体の超回復を狙う期間のことを指します。心身ともにストレスフリーな状態にすることが最適です。

どこのスイマーでもトップレベルになればなるほどテーパーをかけている率は100%に近いのではないでしょうか。コーチがいた頃やクラブに所属していた頃は自分でテーパーメニューやテーパー期間を考えることは少なかったように思います。そのため、コーチがいなくなってしまってからは自分たちのみで考えなければいけません。

テーパーは個人個人にあったものがありますから同じメニューを行うのは最適ではないと思っています。ただ、自分で考えてある程度自分のメニューを持っている人が数週間前から自分に合ったメニューをするのはとてもいい事だと思います。が、自分のプロセスを持っていない状態で個人的なメニューを行うのは危険なように思います。そのため試合前はそこを補強するようにメニューがあるととてもいい気がします。

今現在自分のルーティンみたいなものがない人であったり、調整の仕方が全くわからない人は上の代の速い人がどんなメニューをやっていてその中でどんなことを考えているか聞いてみるといいかもしれないです。

⚠️先輩の真似してもダメです。参考にして自分のものを構築しましょう

 

1例として僕が試合前の練習中考えていることを言います

 

  • 大体1ヶ月前から

とにかく自分の身体を痛めつけて身体の強度をあげる。前回の試合で見つかった課題点の改善を目指す。怪我をしないように意識

それまでも練習していると思いますが、ラストスパートをかけるイメージ

 

  • 1週間前

試合の動きをやる。練習の質をあげる。短いハードは練習ベストを更新できるように。耐乳酸系のメニューや疲労の残りそうなメニューは控える。バサロのスピードが出るように動きを調整。1掻1掻を力を込めてではなく、楽に同じだけもしくは今まで以上のスピードを出せるように意識。腕、足など末端ではなく、体幹で泳ぐイメージ。

上記のようにすることで、末端の疲労は溜まりにくいと思います。細々した部分は1週間で調整してます。

 

  • 試合前アップ

スピードをあげた時に頭で考えてるイメージと一致するか確認。form,easyの時も試合での動きで。可動域を拡げつつ、筋肉に適度な緊張を持たせる。

脳内イメージを再現。遠征移動の疲れを取りつつ大きく動かす。朝イチのアップとレースが離れているなら、セカンドアップをする前提で朝イチのアップの構成を考える。

 

ざっとはこんな感じです。

 

 

1週間前からはかなり部活で提示されるメニューと違うことやっています。問題はここなんです。

 

それぞれ違うメニューをやるということになると、部員それぞれのタイムを出したい大会が違えば特に夏はまともな練習メニューは組めないと思います。1ヶ月程度空きがあれば追い込み期間が設けられるので、身体の強化も出来ると思いますが、毎週の大会で毎週調整は体力の低下が引き起こされる心配があります。

そのため部活としてタイムを狙う大会は方針として出すべきだと思っています。ただ、メニュー係や部長がタイムを出して欲しい大会ではなく、多くの部員が狙っていく大会に合わせるのがいいと思いました。これはメニュー係や部長の独りよがりの考えにして欲しくないからです。レーン数が多いプールでやっているなら、レーンごとにこの大会狙う組と別の大会狙う組などで練習メニュー分けてもいいと思います。もしくはみんなを説得or雰囲気から誘導みたいな感じで狙う大会を決めるとバラバラな状態ではなく一体感を持ってみんな練習できてより盛り上がれるかなと思います。

 

夏前の短水路長水路が入り交じった期間に少し意識のバラツキが出てしまいやすいかなと思ったので書いてみました。テーパー中の考えだけじゃなくて部活の行動指針の方まで口出すのはやりすぎました。自粛します。ただよりよい部活運営を祈っています。楽しく頑張れ!

おそらく今回が最終回です。ありがとうございました。